今回は、「王様ランキング」というアニメの見どころ・考察についてまとめました。
あらすじ
生まれつき、耳が聞こえない・話せない・チビ・非力というボッジ王子が生まれました。
ボッジ王子は、王様になろうと努力しているのですが、様々な困難が立ちはだかります。
それでも挫けず、優しい強い心を持って旅に出るお話です。
「優しくありたい」と思えるような、心あたたまるエピソードです。
心優しすぎて、1話から泣ける内容です。
見どころ・考察 ※ネタバレあり
ボッジ王子の優しい心
ボッジ王子は、耳が聞こえないし話せないしチビだし非力だけど、誰よりも優しい心を持っています。
実際に1話から泣けるエピソードは下記です。
カゲちゃんがボッジ王子に物乞いに来た時に、(ボッジは話せないので友達が1人もおらず寂しく過ごしていましたが、話しかけてもらえるのが嬉しくて)喜んでお洋服を3日連続で渡していました。
2日目にはカゲちゃんにお洋服をたくさんあげれるように、てんこ盛りになって着込み、嬉しそうにカゲちゃんにお洋服を渡していました。
今は盗みをしているカゲちゃんですが、本当は優しいため、ボッジに洋服を物乞いするのが申し訳なくなってきました。
そして最終的に「俺はいつでもボッジの味方だ」と言ってボッジとお友達になりました。
ここがボッジ王子の強いところですね。
他人の悪い行為に対して、叱るでもなく諭すでもなく、優しさで他人の心を良い方向に変えてしまうのですから。最強です。
ここが最初の泣けるポイントです。
いじめられたり「ボッジなんて王様にふさわしくない」と言われたり、散々ひどいことを家割れて育ってきていますが(周りの皆はボッジが口唇術を使えることを知らないため聞かれていないと思っているが)、それでも挫けずに諦めずに強くなろうとし続ける強さも持っています。
人前ではニコニコしているけど、お部屋で1人で泣いている姿にもまたウルッときます。
ボッジは、幼少期から優しい少年でした。
お庭にいるヘビを助けていました。
小さい頃からこんなに優しいなんて、素晴らしいですね。
巨人のお母さんもとても優しい人なので、お母さんに似たのでしょうね。
強くなることしか考えていなかったボッス王が、変わっていく様子
これはネタバレになりますが、ボッス王が強い本当の理由は「魔力によるもの」です。
悪魔と取引をし、ボッス王は「世界一強くなること」を叶えました。
その代わりに、ボッス王の子どもの力を弱くするという契約でした。
つまり、これから生まれる自分のこどもの力を奪って、自分が強くなれるという取引をしたのです。
当時は自分が強くなることしか考えていなかったボッス王は、強くなるために世界一強い女性(シーナ)を探し出し、その人に子どもを産んでもらおうとします。
よく考えるとやばいやつ過ぎます。
自分のこどもは自分より大切な存在なのに、その子どもの力を奪って自分の力にするために子どもを産ませようとしているので、暴君すぎます。
そのやばい思考のボッス王は、世界一強い女性(シーナ)と一緒にいることにより、価値観が変化していきます。
シーナは巨人ですが、明るくてよく笑うしとても心優しい女性です。
一緒にいるうちに、ボッス王は「王様ランキングには興味がない。私はもうこれ以上強くならなくて良い」と述べるほど変化していました。
シーナ(ボッジの実のお母さん)の明るくて優しい心が、ボッス王のやばい思考を変えたのですね。
このシーナの力は、ボッジ王子の力に似ていますね。母親譲りなのでしょうね。
ボッス王は死ぬ時に「ボッジ、おまえだけが母さんの肩身なのだから」という内容の言葉を述べていました。
ボッス王は、本当にシーナのことが好きだったのでしょうね。
死ぬ前にボッス王が、王位継承はダイダでなくボッジを選んだのは、ボッジがシーナのような人柄の王子になってほしかったからなのかもしれませんね。
ボッス王は、シーナのこともミランジョのことも両方好きだったの!?
この物語で謎めいているのは、ミランジョです。
ミランジョは、ボッス王のことが好きでした。
そのためボッス王が強くなれるよう、長生きできるよう、当時の妻のシーナを殺したほどです。
ミランジョは幼少期はとても優しい女の子でしたが、人々からひどい対応をされていくうちにダークサイドへと落ちていったのです。
ボッス王はそれに責任を感じてミランジョの暴走を止めようとしていましたが、ボッス王もボッス王でミランジョに好意がありました。
恋愛対象かどうかは不明ですが、「ミランジョはまるで母親かのような、子どもかのような、とにかく特別な存在」だと述べていました。
ここで疑問に思うことは下記です。
「ん!?ボッス王二股だったの!?!?」
ボッス王が最初から知り合いだったのはミランジョの方です。
そして強くなるために悪魔と取引し、シーナ(世界一強い女性)と結婚します。
しかしシーナの人間的な魅力に惹かれ、最終的にシーナをとても愛していました。
しかしその間もミランジョのことは特別に思っていたため、実は2人のことが好きだったのではないでしょうか。
ミランジョはボッス王を強くするためにそして長生きさせるためにシーナを殺したのですが、ボッス王が好きだという個人的な感情(嫉妬のような)もあったのではないでしょうかね。
ミランジョは最終的にボッス王が魂ごと亡くなった後に、ダイダに求婚されます。
ダイダは、ずっとそばにいてくれるミランジョの願いを叶えようとしていましたし、ずっと好きでいました。
ダイダにも情が入っているミラン女は結婚することにしました。
というまさかのオチでした。
お父さんの特別な人と、まさかのその息子が結婚するという。
どの形であれ、皆が幸せならそれが1番良いですね。
まとめ
王様ランキングは、ヴァイオレットエヴァーガーデンのような、心が綺麗になるような素晴らしいアニメです。
綺麗な涙を流せることでしょう。
「人に優しく生きよう」と思えるアニメは中々ないため、貴重なアニメです。
ぜひ、優しい強さを持って生きていきたいものですね。
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