人の優しさには、種類があります。
優しさの種類
①陽だまりのような安心感のある優しさ
この優しさは言語化が最も難しいため、こちらに記事として挙げました。
優しさの中で、私はこれが最上級だと思っています。
なぜなら
直接的なものではないからです。
これらは、その人が醸し出す雰囲気に出るからです。
(もちろん、言動の一致と雰囲気との言動の一致がしていない場合は本物ではありません。)
その人の出す雰囲気というのは、偽れません。
一瞬で出す雰囲気を変えるとかができません。
そのため
・詐欺師の場合、発している言葉は優しいのになんだか雰囲気に違和感がある
・言葉は優しい異性なのに、雰囲気がピリピリしている(あたたかさを全く感じられない)
など
人間は、この雰囲気まで読み取ることができます。
雰囲気こそ偽れないため、その人が出している雰囲気はその人の人間性そのものになります。
詐欺師が雰囲気を努力で作ったとしても、どこかにボロが出ます。
あれ?という瞬間があります。
しかし本物の優しさの人は
どこまで関わってもボロが出ません。
ずっと、陽だまりのようなあたたかな優しさを注ぎ続けてくれます。
②尽くしてくれる優しさ
これは恋愛面のテクニックとしてする優しさとは異なります。
「尽くすタイプ」の人が存在します。
例えば、付き合う人に対して全員に優しく尽くしてくれたり
この尽くすタイプには、見返りはありません。
逆に
尽くすことによる見返りを求められたらそれは「本物の尽くす優しさ」でなく「自分に振り向いてもらうためだけの一時的な尽くし」です。
この見返りの有無で本物かどうかを見分けることができます。
このタイプの男性は、やや父性にも近かったりします。
例
・引っ越しの時にお父さんか業者かのように手伝ってくれる
・風邪をひいた時や体調が悪い時に、忙しくても足を運んでくれる
・メンタルを崩した時に泣いたりしていると、ただただ一緒に居てくれる
この3つ目が最も難しいです。
女子はメンタルを崩しやすいですが、このメンタルが崩れた時に一緒に居たいと思ってくれる男性はかなり少ないです。
(なぜなら 泣き止むのに時間がかかるし、生産性もなくただ自分の時間が奪われるから+時々あたられたりして面倒だから)
ほとんどの男性は、女性がメンタルを崩すと、その時に関わりを絶とうとします。
ですが
この時に居てくれた場合は、あなたの存在や命まで大切に思ってくれている可能性があります。
このタイプは、最悪の状態の時に逃げません。
だからこそ信頼ができます。
女性はこういう人とお付き合いすると安心ですね。
ただ、デメリットも存在します。
尽くされ続けている状態なので、その人に対して「つまらない」「自分にはもっと素敵な人がいるのではないか」という考えが浮上してきてしまうことがあります。
そのあたたかさは、失ってから出ないと分からないのかもしれませんね。
また女性からすると、かなり尽くしてもらっていることに慣れてしまって、わがままになってしまうというリスクがあります。
そして数年後に気づくのです。
「私にあんなにしてくれる人はいなかったな。」と。
その時気付いても遅いので、当たり前だと思わず感謝しましょう。
③成長を促してくれる優しさ
このタイプの優しさは、上記2つの優しさとは全くタイプが異なります。
人生におけるメンターや指導的な立場からの優しさになります。
具体的には
・相手の人生とって成長となるような関わりをしてくる
・泣いている時に、根本的な解決を誘導してくる(解決策に導くような)
・甘やかさず、本人の成長となる促しをしてくる(落ち込んでいる時に、自己対話を促すような)
このタイプは、②の尽くしてくれるタイプの優しさとはほぼ真逆のような対応をしてきます。
③の成長を促してくれる優しさのタイプは、
その人の成長にならないような甘い優しさはしてきません。
時に、泣いて悲しんでいる時に「あなたは強いから大丈夫。自己対話の中でしか成長できないから、自己対話してみて。そうやって自分で解決できた時に成長するんだよ。」と突き放すような態度をとってきます。
そのため成長思考が強い場合の女性はこのタイプの優しさが合っていると思います。
ただしこのタイプの優しさには注意点もあります。
・思考の熟練度が異なる可能性があり、上下関係ができてしまうリスクがある(指導している側の上下関係が上になりやすい)
・対等な関係でいられるよう、自分が成長する必要がある
・一歩間違えたらモラハラになり得る(上下関係ができてしまったら)
・自分が本当に困っている時にも甘やかさないため、安心感が得られない
これらに耐えれる女性はなかなかいません。
成長思考の塊のような女性でないと、合わないでしょう。
また、恋愛関係において「安心感」を重視している人も合わないでしょう。
困っている時は、より成長するチャンスでもありますが、人間はそんなに強くない時期だってあります。
そのため、この優しさをしてくるタイプは「本当に自分のためを思って誘導してくれているのか(面倒だから突き放しているわけではないのか)」を見極める必要があります。
モラハラや依存関係にハマりやすい人はこのタイプの優しさにハマってしまう可能性が高いため、この点もしっかり見極めましょう。
まとめ
あなたの好きな優しさのタイプは?
あなたにはどの優しさのタイプが合うのか?
ということです。
どれも優しさですが、愛情の形が異なる場合には、愛情を愛情と受け取れません。
そのため、重要なのは「自分が求めている優しさはどういう優しさなのか?」ということです。
これが明確になっていないうちは、どの優しさのタイプでも優しさを受け取ることができない可能性があります。
ちなみに私の好きな優しさは①です。
ただ、モラハラとかでなく難しい優しさは③だと思います。
①は人間性自体が優しい場合のため神認定をしていますが、
③も労力がかかるし単に甘やかすよりよほど難しいことであると理解しています。
ただ、心が求めているのは①の優しさなのです。
このように、あなたにも好きな優しさがあるはずです。
また、自分がどのタイプの優しさになりたいかということも重要です。
自分はどのタイプの優しさを与えれる人間になりたいか?
私は、自分の好きな優しさでもある①を与えられる人間になりたいです。
人間性自体を磨かないとならないため、最も本質的な優しさと言えます。
そしてその関わりで、相手が悩んでいる時期だったらちょいちょい③の関わり方をしていきながら相手の人生も明るく良い方向にできたら、と思っています。
そのため私は①を鍛えつつ、③の関わりもできるよう人生の熟練度を上げていきます。
あなたは、どのタイプの優しさを与えれる人間になりたいですか?
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